ご挨拶
2026年2月開催の新生児呼吸療法・モニタリングフォーラムの開催について
信州フォーラムへようこそ!
20年以上の歴史を持つ本フォーラムですが、コロナ禍によって温泉宿に泊まり込み、「密」が売りだったフォーラムは中断を余儀なくされていました。しかし、装いを新たに再始動します。
このフォーラムは、新生児医療に関わる医師・看護師だけでなく、理学療法士、臨床工学技士、医療機器メーカー、研究者などが、フラットに新生児医療を良くするため議論を交わす貴重な場でした。近年は呼吸療法やモニタリングの域を超えて、痛みのケアやファミリーセンタードケアについても熱く語られていました。このフォーラムでのやり取りがきっかけになり広まった呼吸療法はいくつかあると思います。
“Parents as the best monitor”とは、フィンランドTurku大学の恩師に言われた言葉です。親だけしかいない個室のNICUで、モニター音を鳴らさないようにしていて、これで安全ですか?と聞いた時に返ってきた言葉です。呼吸療法やモニタリングはもちろんテクノロジーですが、新生児医療に欠かせないのはテクノロジーだけではなく、両親の存在です。今後は、家族と共に築く医療、親子の絆形成、親子分離を妨げない、そんな新しい呼吸療法やモニタリング方法の開発が望まれるでしょう。そんな未来も皆さんと熱く議論したいところです。
再始動にあたり意識したことは、これまで通り、多職種連携・医工連携・フラットさ・緊密さを重視しつつ、若い力を引き出し、既存の学会とは一線を画す創意工夫のある取り組みによって、新生児医療をさらに盛り上げていきたいと考えています。
信州フォーラムといえば、「雪」「温泉」でした。もともとは白馬でスキーを楽しみながら気軽な感じで行われていたそうです。再始動の会場は、利便性を考慮し松本にしました。雪は思ったよりないかもしれませんが、白く美しい北アルプスや信州の寒さと温泉の温かさは楽しめると思います。信州フォーラムが再び新生児業界の冬の風物詩になれるよう、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています。
新生児呼吸療法モニタリングフォーラム 代表 小田 新
幹事名簿
| 役職 | 氏名 | 所属 |
|---|---|---|
| COO | 中村 友彦 | 長野県立こども病院名誉院長 |
| 名誉顧問 | 廣間 武彦 | 長野県立こども病院 |
| 豊島 勝昭 | 神奈川県立こども医療センター新生児科 | |
| 諫山 哲哉 | 国立成育医療研究センター新生児科 | |
| 中西 秀彦 | 北里大学医学部附属新世紀医療開発センター | |
| 長 和俊 | JCHO北海道病院副院長兼周産期センター | |
| 代表 | 小田 新 | 長野県立こども病院新生児科 |
| 事務局長 | 小川 亮 | 長野県立こども病院新生児科 |
| 副事務局長 | 深尾 有紀 | 長野県立こども病院看護部 |
| 柳沢 俊光 | 長野県立こども病院新生児科 | |
| 幹事長 | 山田 洋輔 | 東京女子医科大学附属足立医療センター |
| 企画幹事(医師) | 玉井 圭 | 岡山医療センター新生児科 |
| 平田 克弥 | 大阪母子医療センター新生児科 | |
| 岩谷 壮太 | 兵庫県立こども病院 新生児内科 | |
| 杉山 裕一朗 | 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院小児保健科 | |
| 友滝 清一 | 京都大学医学部附属病院小児科 | |
| 斎藤 朋子 | 神奈川県立こども医療センター新生児科 | |
| 有光 威史 | 慶應義塾大学医学部小児科 | |
| 寺澤 大祐 | 岐阜県総合医療センター新生児内科 | |
| 瑞木 匡 | 京都府立医科大学大学院小児科学周産期診療部NICU | |
| 企画幹事(看護) | 上條 恵理香 | 長野県立こども病院新生児病棟 |
| 岡部 稔枝 | 長野県立こども病院新生児病棟 | |
| 加藤 勇太 | 大阪母子医療センター | |
| 田中 悠紀 | 名古屋大学医学部附属病院 | |
| 菊池 一仁 | 杏林大学 | |
| 小野 陽子 | 福島県立医科大学附属病院 | |
| 城戸 真紗美 | 札幌市病院局市立札幌病院 | |
| 遠藤 智弘 | 島根県庁 | |
| 企画幹事(PT) | 佐藤 紗弥香 | 長野県立こども病院リハビリテーション科 |
| 北村 憲一 | 静岡県立こども病院リハビリテーション室 | |
| 企画幹事(ME) | 森田 将基 | 松戸市立総合医療センター医療技術局臨床工学科 |
| 渡邉 一茂 | 聖隷浜松病院臨床工学室 |